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第46回ばんえいオークス(BG1)

3歳最強牝馬決定戦！栄光の女王の座は…

12月5日（日）

第11R 19:25 予定

3歳牝馬オープン

3歳牝馬の最高峰レース。
公営競馬の「オークス」の中で最も遅い時期に開催される「オークス」。

photo　前年度優勝馬　アバシリルビー

出走予定馬

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レース詳細

レースの歴史
昨年の結果
レース予想
出走予定馬
ロードマップ
調教師・騎手コメント

レースの歴史

ばんえい3歳牝馬の最高峰！

1976年に「ばんえい優駿牝馬」の名で創設され、後に現在の「ばんえいオークス」に名称が変更されました。
ばんえい3歳牝馬にとっては唯一の世代重賞です。2004年までは4市(旭川、岩見沢、帯広、北見)で数年毎に持ち回りで行っていましたが、2005年以降は帯広競馬場で施行され、開催日も11月下旬～12月に変更となりました。
これは日本の公営競馬で行われる重賞競走「オークス」の中では最も遅い時期の開催となっています。
過去の優勝馬には、現在準重賞となっている「ばんえいプリンセス賞」を含む、「黒ユリ賞」「ばんえいオークス」の当時の牝馬三冠を唯一達成したニシキエース号(2008年優勝)や、その後、「黒ユリ賞」「ばんえいオークス」「クインカップ」「ヒロインズカップ」の全牝馬重賞を制覇したナナノチカラ号(2013年優勝)、現役世代では、牝馬世代戦「黒ユリ賞」「ばんえいオークス」「クインカップ」を全て制覇したミスタカシマ号(2018年優勝)、ジェイカトレア号（2019年優勝）らが名を連ねます。

【歴代優勝馬】

回数	施行年	馬　名	ばんえい重量	性齢	騎　手
45	2020	アバシリルビー	670	牝3	西　将太
44	2019	ジェイカトレア	670	牝3	藤野　俊一
43	2018	ミスタカシマ	670	牝3	鈴木　恵介
42	2017	ナカゼンガキタ	670	牝3	西　将太
41	2016	ホクトノホシ	670	牝3	村上　章
40	2015	ホクショウモモ	670	牝3	松田　道明
39	2014	キサラキク	660	牝3	鈴木　恵介
38	2013	ナナノチカラ	660	牝3	鈴木　恵介
37	2012	タカラハヤヒメ	660	牝3	大河原　和雄
36	2011	アグリコトブキ	660	牝3	鈴木　恵介
35	2010	ダイリンビューティ	670	牝3	細川　弘則
34	2009	ワタシハスゴイ	670	牝3	藤本　匠
33	2008	ニシキエース	670	牝3	松田　道明
32	2007	ニシキガール	660	牝3	大河原　和雄
31	2006	キキリンドウ	660	牝3	尾ヶ瀬　馨
30	2005	ウィナーサマー	660	牝3	藤野　俊一
29	2004	エンジュオウカン	660	牝3	鈴木　勝堤
28	2003	サダエリコ	660	牝3	安部　憲二
27	2002	アンローズ	670	牝3	松井　浩文
26	2001	シズカヒメ	660	牝3	西　弘美
25	2000	コスモカップ	660	牝4	大河原　和雄
24	1999	アーティガール	650	牝4	藤本　匠
23	1998	ハイトップレディ	650	牝4	尾ヶ瀬　馨
22	1997	ノースウエーブ	650	牝4	大友　栄人
21	1996	ダイフジオーカン	650	牝4	鈴木　勝堤
20	1995	ヤマノルビー	640	牝4	藤野　俊一
19	1994	ボーナンザクイン	640	牝4	鈴木　勝堤
18	1993	ネムロホウシュ	620	牝4	木村　卓司
17	1992	キタノハマナス	620	牝4	坂本　東一
16	1991	レディカップ	600	牝4	金山　明彦
15	1990	スズコウホマレ	620	牝4	坂本　東一
14	1989	イシノクイン	620	牝4	岩瀬　和幸
13	1988	ミドリゴゼン	620	牝4	岩本　利春
12	1987	カツマサオーカン	620	牝4	金山　明彦
11	1986	ダイアナヒメ	620	牝4	宮崎　正徳
10	1985	ダイニコウヒメ	620	牝4	坂本　東一
9	1984	ヤマキクハナ	620	牝4	西　康幸
8	1983	マルトクイン	620	牝4	尾ケ瀬　富雄
7	1982	リユーセイヒメ	610	牝4	水上　勲
6	1981	サクラシエーン	600	牝4	大友　榮司
5	1980	シマノエミー	600	牝4	岩本　利春
4	1979	アズマヒカリ	590	牝4	佐伯　義則
3	1978	キヨタカラ	600	牝4	大友　榮司
2	1977	オオマサ	640	牝4	山本　正彦
1	1976	バンマサミ	330	牝4	坂本　東一

昨年の結果

充実アバシリルビーが重賞初制覇

2020年12月6日（日）は重賞・ばんえいオークス（3歳牝馬オープン）が行われ、単勝2番人気のアバシリルビーが優勝。3回目の重賞挑戦で初タイトルを奪取し、3歳女王の座に就きました。

　今年2月の黒ユリ賞を制しているエンゼルフクヒメが1.8倍で1番人気。B3昇級後も堅実に駆けるアバシリルビーが2.6倍で2番人気。地力強化がうかがえるコウシュハハイジーが12.6倍と離れた3番人気で、上位2頭に人気が集中しました。

　勢いよくアバシリルビーが先頭で第1障害を越えると、後続も差なく追走。キラリが少し置かれて最後方からとなります。ペースが落ち着くとアヴエクトワが先頭に替わり、アーティウィング、エンゼルフクヒメらも位置取りを上げてきます。各馬慎重に刻みながら歩を進め、アヴエクトワがわずかに先頭、57秒というぺースで第2障害に到達しました。
　アヴエクトワが最初に登坂を開始するもひと息。差なく仕掛けたヒメトラマジックがふた腰先頭でクリアすると、止まりかけながらもひと腰で越えたフォルテシモとニセコヒカルが続きます。人気を集めたエンゼルフクヒメとアバシリルビーはそれぞれ4、5番手から追う展開となりました。
　障害を越えた後、脚勢が目立ったのがアバシリルビー。すぐに先行勢にとりつき、残り30メートル手前で先頭に立ちます。外からニセコヒカルもじわじわと脚を伸ばしますが、ゴール手前で脚色は同じになり、アバシリルビーがこれを振り切って勝利。エンゼルフクヒメもゴール前で迫りましたが3着でした。

　勝ったアバシリルビーは、黒ユリ賞では1番人気に推されるも3着に敗れましたが、見事雪辱を果たし世代女王の座に就きました。これで7戦連続連対となり、1078キロという馬格からもまだまだ上を目指せそうな存在。同世代の牡馬相手には今年3月のイレネー記念は7着でしたが、今後は牡馬相手でも好勝負を期待したいところです。

西将太騎手「素直に嬉しいです。みんな重たい荷物だと思っていたので、いつも通りで変わったことをしないように乗りました。障害も降り口の切れもいい感じで、辛抱強くゴールまで保ってくれたと思います。最後まで油断できないと思っていたので、ゴールに入っても油断しないようにしました。調子を崩さないようにここ（ばんえいオークス）まで持っていけたらと思っていました」

「ばんえい情報局より転載」

レース結果

レース映像

出走予定馬

馬名	性齢	通算成績	近年の重賞優勝
アバシリサクラ	牝3	38戦7勝うち重賞1勝	2020 ナナカマド賞
イオン	牝3	32戦9勝うち重賞2勝	2021黒ユリ賞、ばんえい大賞典
コウシローレディ	牝3	41戦8勝
サクラシュンカ	牝3	39戦6勝
サクラヒメ	牝3	32戦12勝うち重賞1勝	2021ばんえい菊花賞
ニュクス	牝3	40戦8勝
ミススマイル	牝3	41戦7勝
ミソギホマレ	牝3	36戦9勝
ミラクルクイーン	牝3	37戦7勝
レッツゴーリータン	牝3	41戦6勝

※2021年11月25日時点

調教師・騎手コメント

馬番	馬　名	性　齢	ばんえい重量（kg）
1	ミソギホマレ	牝3	670kg
	坂本東一調教師コメント男馬にも負けないくらいの力を持っている馬です。重量は気にならないです。馬場が軽いので早い流れに対応できるかがポイントです。
	阿部武臣騎手コメント馬場に関しては何も心配していません。ハナも遅い馬ではないですし、性格はおっとりしているのに本番になると燃えあがってくれるので、今回は速い馬が多く出場していますが、個性を活かして優勝できればと思います。
2	ニュクス	牝3	670kg
	松井浩文調教師コメント調教は順調にきています。初めて曳く重量ではありますが、馬場が軽いので影響はないと思います。頑張ります。
	藤野俊一騎手コメント馬場が軽いから重量はそんなに気になりません。性格はおとなしい馬ですが、障害では勢いよく上がってくれるのでとても乗りやすいです。今回は強い馬がいますが、少しでも上位になれるように頑張ります。
3	イオン	牝3	670kg
	槻舘重人調教師コメント順調にきています。重量は経験している重量なので耐えられる重さですが、近走は障害を越えてからの甘さも見られるので、当日は粘れるような馬場のコンディションになってほしいですし、騎手がうまく乗ってくれればと思います。
	鈴木恵介騎手コメント障害が得意な馬ですが、ゴール前が甘くなってしまうのでそこを調整中です。重量は重いですが、馬場が軽いので対応できると思います。牝馬限定のレースなので勝ちたいです。
4	サクラシュンカ	牝3	670kg
	金山明彦調教師コメント重賞初挑戦です。初めて経験する重量ですが、障害が良い馬なので頑張ってくれると思います。何頭か強い馬がいますが、チャレンジャーとして胸を借りるつもりで挑みます。
	菊池一樹騎手コメント重賞初挑戦なので、どうなるかは分かりませんが、障害が得意で、体も牝馬にしては大きい方なので、馬の個性を活かしたいです。今年はいい流れできているので、今回も良い結果を出せたらと思います。
5	ミラクルクイーン	牝3	670kg
	坂本東一調教師コメント馬の調子は上がってきています。重量はもう少し軽い方が良いと思いますが条件は同じなので頑張ってくれると思います。
	西謙一騎手コメント重量の重いレースではありますが、最近の馬場は軽いので、あまり気にしていません。あまり乗ったことがない馬ですが、とてもまじめな馬なので、そこを活かしながら、一つでも上を目指して頑張ります。
6	アバシリサクラ	牝3	670kg
	金田勇調教師コメントこのレースに向けてじっくりと調教を行ってきました。その結果もあってか、最近は馬の調子も上がってきているので、当日も体調がいい状態で送り出せればと思います。重量についてはどの馬も条件は同じですが、挑戦者として挑みたいと思います。この馬は大きな舞台での勝負強さがありますので、うまく発揮して頑張ってほしいです。
	島津新騎手コメント最近は絶好調できています。この馬は障害が苦手なのでじっくり力を溜めながら行きたいです。当日の馬場は重い方がありがたいです。荷物のことは特に心配していないです。調子が良いので、もう一回重賞を取りたいです。
7	コウシローレディ	牝3	670kg
	中島敏博調教師コメント馬の調子は良いです。重量は重たいですが障害も良いですし、マイペースですがバテずに粘り強い脚で歩いてくれるので、うまく着に絡んでくれればと思います。
	村上章騎手コメント調子も良いですし、障害も良い感じです。まじめですがおてんばな一面も持ち合わせた馬なので、レースでもいつも生き生きと走ってくれます。今回もそこを活かせるよう、頑張りたいと思います。
8	ミススマイル	牝3	670kg
	小北栄一調教師コメント元気の良い馬なので、レースでも気分良く走ってくれればと思います。実力自体は劣ってはいないので、できれば取りたいレースです。馬場はもう少し軽くなれば面白くなると思います。ベストな状態で送り出します。
	赤塚健仁騎手コメント今は重たい重量に慣れさせる調教をしています。いつもはおっとりしているのですが、レースになるととてもやる気になってくれます。障害が上手な馬なので、上手く活かして、降りてから少しでも長く良い脚を使えるように頑張ります。
9	サクラヒメ	牝3	670kg
	今井茂雅調教師コメントこのレースを目標に調整してきましたが、問題がないくらい順調にきています。前走はハンデがあった分、上手く勝利できました。今回は手ごわい馬がいますしハンデも同じなので、頑張ってもらえるよう神に祈っています。
	渡来心路騎手コメント調子がいいです。馬場も軽いので重量もそれほど心配していません。レース前は特に何も考えていません。レース中は馬に任せて走っていますので、今回もいつも通りに頑張りたいと思います。
10	レッツゴーリータン	牝3	670kg
	坂本東一調教師コメント順調に成長してきています。重量に関しては初めての重量ですが馬場が軽いので十分こなしてくれると思います。
	西将太騎手コメント重量が重いレースでもあり、この馬は初めての荷物でもありますので、辛抱させられるように調教中です。一つでも上を目指して頑張りたいと思います。