TOPICS
トピックス
- ホーム
- 「第33回銀河賞」(BG2)の結果
~ホクセイハリアー号が粘り強い脚で逃げ切り、嬉しい重賞2勝目を挙げる~
ばんえい十勝で2025年9月28日(日)に行われた「第33回銀河賞」(4歳オープン・BG2)は、ホクセイハリアー号が最後まで粘り強い脚で逃げ切り、重賞2勝目を飾りました。
馬場水分1.3%、ばんえい重量690㎏~730㎏で行われた4歳三冠路線二戦目の本レース。各馬勢いよくスタートを切り、第一障害を果敢に先行したのはホクセイハリアー号、スマイルカナ号、フレイムファースト号。中間点では、先行する3頭にスカーレット号、ウルトラコタロウ号が位置取りを上げて加わるも、各馬一団となってやや落ち着いたペースで歩みを進めていきます。その中でわずかにホクセイハリアー号が抜け出し先頭で第二障害へ到達します。
後続馬も第二障害へ集まるなか、しっかりと息を入れたホクセイハリアー号が力強く登坂を開始しすんなりと単独でクリア。離れてリュウセイウンカイ号、スカーレット号、フレイムファースト号、スマイルカナ号も障害を下りると、大きくリードを広げたホクセイハリアー号を猛追していきます。逃げるホクセイハリアー号に4頭がじわりと差を詰め、残り10m地点でフレイムファースト号が差し迫りますが、ホクセイハリアー号が粘り強く歩ききりそのままゴール。見事、1番人気に応える勝利で2024年の「ばんえい大賞典」以来の嬉しい重賞2勝目となりました。
2着には懸命な追い上げを見せたフレイムファースト号が入り、3着には重賞初挑戦となったスカーレット号が入りました。
ホクセイハリアー号を管理する金山明彦調教師は「銀河賞」をサダエリコ号で制した2004年以来2度目の制覇となり、騎乗した渡来心路騎手はヤマトタイコー号で制した2021年以来2度目の制覇となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f09%2f28&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
https://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20250928&race=11&track=obihiro
<ホクセイハリアー号のプロフィール> ※2025年9月28日現在
生年月日・毛色:2021年1月28日(牡4歳・栗毛)
血統 :父 フジダイビクトリー 母 ヒメノダイジン (母父)ニシキダイジン
生産者 :(株)金福畜産
馬主 :(株)北西ファーム
厩舎 :金山 明彦厩舎
通算成績:59戦10勝(うち重賞2勝)
金山明彦調教師のコメント/
騎手の好騎乗もあって今回の重賞含め3連勝でき、馬も騎手も本当に頑張ってくれました。先行策を取るように騎手には伝えており、その通りにこの馬の持ち味を出してくれているので感心しています。
暑さに弱いので休養を取りながら今日までレースに使っていました。惜しい競馬も何回もありましたが、何とか体調が戻り、ここ3戦で良い競馬をしてくれたので騎手にも馬にも感謝です。
障害を下りてから甘いところがある馬なので、後ろから接近してくる馬を見て、ゴール前で止まったらまずいなと思いながら興奮してレースを見ていました。ばんえい記念を勝っている血筋の馬ですので、良いところをもって生まれてきたのだと思いました。今後は体調を維持できるように頑張って、三冠目を目指していきたいと思います。
この特徴のハートマークがファンの皆様から人気で、色々と髪飾りや励ましのお手紙をいただいております。これからも元気に頑張ってレースをしていると思いますので応援よろしくお願いします。
渡来心路騎手のコメント/
ここ2戦は調子が良く、勝ちたいと思っていたレースだったので、結果が伴ってうれしいです。昨年「ばんえい大賞典」を優勝してから2着もあったのですが、なかなか勝ちきれず、あと少しのところで届きませんでした。今日は調子も良かったし、レースを前で引っ張って逃げ切りたいと考えていました。ゲートの出も良く第二障害までも先行で行けたし、障害を下りてからも歩いてくれました。しかし後続馬も迫っていたのでゴールまで必死でした。止まらないでくれ!という思いでひたすら追うだけでした。2歳馬の時はゴールであまくなるところがありましたが、今はきつくなっても一歩ずつ前に進んでくれ、粘り強くなりましたね。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。