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- 「第19回柏林賞」(BG3)の結果
~カフカ号が3連勝で4歳路線一冠目を制す!~
ばんえい十勝で2025年6月29日(日)に行われた「第19回柏林賞」(4歳オープン・BG3)は、カフカ号が力強い脚で押し切り優勝しました。
馬場水分0.6%で行われた4歳路線一冠目となる本レース。各馬いっせいに飛び出し、ほぼ横並びのまま第一障害を越えていきます。道中はホクセイポルシェ号が先頭に立ちますが、後続もほとんど遅れることなく、各馬何度も刻みながら歩を進めます。中間点過ぎたあたりから徐々に先頭が入れ替わり、ホクセイハリアー号がわずかに抜け出したところで第二障害に到達します。
第二障害で最初に仕掛けたのはカフカ号で、ぐいぐいと力強く障害を上がっていき難なく先頭でクリアします。差なくホクセイハリアー号とフレイムファースト号が続きます。
残り30m、フレイムファースト号が障害を下りた勢いでカフカ号に並ぶと2頭の激しい先頭争いに。その先頭2頭にショータイム号とウルトラコタロウ号が脚を伸ばして徐々に迫ります。
残り20mを過ぎたところでフレイムファースト号の脚が止まり、カフカ号が単独先頭に躍り出ると、2番手のショータイム号が必死に差を縮めようと食い下がりますが、カフカ号の力強い脚が鈍ることなくそのまま押し切り優勝。5月のカーネーションカップから3連勝で見事4歳路線一冠目を制しました。
カフカ号を管理する金田勇調教師はゴールドハンター号で制した2021年以来2度目の「柏林賞」制覇、騎乗した金田利貴騎手は昨年のタカラキングダム号に続く2連覇で通算3度目の勝利となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f06%2f29&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
https://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20250629&race=11&track=obihiro
<カフカ号のプロフィール> ※2025年6月29日現在
生年月日・毛色:2021年4月20日(牝4歳・栗毛)
血統:父 インフィニティー 母 コハル (母父) ケンジュオー
生産者:加納 詩織氏
馬主:高橋 健二氏
厩舎:金田 勇厩舎
通算成績:46戦11勝(うち重賞2勝)
金田勇調教師のコメント/
勝てて嬉しいです。暑い日が増えてきても良い状態を維持できていたので、良かったと思います。
内枠だったらもっと違ったのですが、案の定折り合いがつかず、出遅れを詰めようとした際に少しかかり気味になっていた気がしました。
第二障害を下りてからのしぶとさはこの馬の持ち味で、力をつけてきているとは思いますが、まだ騎手の指示に上手く従えていないところを考えれば発展途上の馬なのでこれからの成長に期待できます。
馬体は十分なサイズですが若干馬体重が足りないので、今後の重賞については考えながら決めていきたいと思っています。
今後は追われる立場になっていくと思いますが、頑張って活躍させたいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします。
金田利貴騎手のコメント/
厳しいレースになると思っていたので、勝ってくれて嬉しいです。牡馬と混ざっての重賞で、折り合いをつけるのが難しい馬なので不安はありました。
道中のどこかで息を入れたいと思っていましたが、行く気が本当にすごく、折り合いが上手くいかない状態でしたが、第二障害はどれだけ苦しくても越えてくれると思っていました。
第二障害を下りてからもつらいと思っていましたが、一定のペースで歩いて最後まで頑張ってくれました。
軽すぎる馬場よりは今回のような重たい馬場の方が良いのかなと思います。
脚はあまり速くないですが、そのぶん力がある馬で上のクラスとの差もだんだん縮まってきてすごいと思います。
二冠目、三冠目に向け、もっと折り合いをつけられるようになって、進化した状態で臨みたいと思います。これからもレースはありますので頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。