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- 「第18回天馬賞」(BG1)の結果
~タカラキングダム号が強靱な末脚で4歳路線三冠達成!~
ばんえい十勝で2025年1月3日(金)に行われた4歳路線(明け5歳)の頂点を決める「第18回天馬賞」(5歳オープン・BG1)は、タカラキングダム号が強靱な末脚で差し切り、見事4歳路線三冠を達成しました。
馬場水分1.9%で行われた本レース。サクラヤマト号を先頭に各馬第一障害を越えていきますが、道中は先頭が変わり積極的にレースを引っ張るのはクリスタルゴースト号で、アシュラダイマオー号、マルホンリョウユウ号と追走します。中間点を過ぎて外からジェイヒーロー号、キタノミネ号も位置取りを上げ先頭を入れ替えながら軽快に歩を進めます。
先頭で第二障害下に到達したジェイヒーロー号が一息入れると全馬揃う間もなく仕掛け、すんなりとひと腰で障害をクリア。続いてマルホンリョウユウ号、少し間を置いてジェイホース号が越えていきます。ジェイヒーロー号、マルホンリョウユウ号の2頭のマッチレースになるかと思いきや、ここから抜群の末脚を見せたのはタカラキングダム号。4番手で障害を越えるとぐんぐんと先頭の2頭に迫り、残り10mで先頭に躍り出るとそのまま押し切ってゴール。昨年のキングフェスタ号に続く6頭目の4歳路線三冠馬となりました。
2着にはマルホンリョウユウ号が入り、脚色が鈍ったジェイヒーロー号をゴール前で交わしたジェイホース号が3着に入りました。
タカラキングダム号を管理する村上慎一調教師は「天馬賞」をキョウエイリュウ号で制した2022年以来2度目の勝利、騎乗した阿部武臣騎手はメムロボブサップ号で制した2021年以来2度目の勝利となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2025%2f01%2f03&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
https://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20250103&race=11&track=obihiro
<タカラキングダム号のプロフィール> ※2025年1月3日現在
生年月日・毛色:2020年3月26日(牡5歳・鹿毛)
血統:父 キタノオーロラ 母 フジ姫 (母父) ランタロー
生産者:佐藤 文明氏
馬主:下内 美繪子氏
厩舎:村上 慎一厩舎
通算成績:49戦18勝(うち重賞6勝)
村上慎一調教師のコメント/
三冠達成できてホッとしています。銀河賞が終わってから今日まで、ずっと順調に来ていたと思います。最近は、古馬相手でも安定していたレースをしていたので、力をつけたと実感しました。
レースは、少し時計が早くて心配したところはありました。
第二障害で他の馬が続々と登っていきましたが、後ろからという展開は普段と変わらないので、下りた時には間に合うと思っていました。結果イメージ通りの展開でした。
まだまだ力も体も成長できる馬だと思います。
これからも頑張ってくれると思うので応援よろしくお願いします。
阿部武臣騎手のコメント/
勝ててホッとしています。三冠というプレッシャーは少しありました。今日はレースの流れがすごく早くなると思っていたので、展開的には厳しいレースだったのですが、馬が良く頑張ってくれました。
この馬は気ままなところもありますが、しっかりと最後まで歩いてくれるのが良いところです。
レースは予想以上に展開が早く、あまり離されたら厳しいと思っていましたが、何とか1回だけ息を入れて、先行した馬がゴール前でいっぱいになってくれるのを待ちました。
第二障害さえ上がってくれればと考えていたので、絶対に一腰で上げたいと思っていました。下りてからの末脚は良いのでそこにかけていました。最後まで良く辛抱してくれたと思います。
これからもタカラキングダムの応援をよろしくお願いします。