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- 「第48回黒ユリ賞」(BG2)の結果
~スーパーチヨコ号が圧倒的人気に応え世代女王の座に輝く!~
~山本正彦調教師は嬉しい重賞初制覇!~
ばんえい十勝で2023年2月12日(日)に行われた「第48回黒ユリ賞」(3歳牝馬オープン・BG2)は、スーパーチヨコ号が断然の一番人気に応える走りを見せ、重賞初制覇を飾りました。
馬場水分2.0%で行われた本レース。道中はほぼ一団で進んでいきますが、各馬息を入れたところでココロホマレ号、ルイズ号がやや抜け出し第二障害へ向かっていきます。
第二障害下に一足早く到達したルイズ号が息を入れることなく仕掛け、懸命に天板まで上がっていきます。それを見るようにベニサクラ号、ココロホマレ号、スーパーチヨコ号ら後続も仕掛けます。ルイズ号が先頭で障害をクリアしますが、2番手で障害を下りたスーパーチヨコ号が抜群の末脚を見せルイズ号に並ぶ間もなく一気に先頭に躍り出ます。内のベニサクラ号が必死に追いすがりますが、スーパーチヨコ号が最後まで力強く歩ききりゴール。見事世代女王の座に輝くとともに、管理する山本正彦調教師は嬉しい重賞初制覇を飾りました。
2着には最後まで粘り切ったベニサクラ号が入り、3着にはミュウ号がゴール前で脚色の鈍ったルイズ号、タカラヴェルベーヌ号をかわし入りました。
スーパーチヨコ号に騎乗した藤野俊一騎手は「黒ユリ賞」をブルーオーシャン号で制した2016年以来4度目の勝利となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2023%2f02%2f12&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20230212&race=11&track=obihiro
<スーパーチヨコ号のプロフィール> ※2023年2月12日現在
生年月日・毛色:2020年1月2日(牝3歳・鹿毛)
血統:父 テンカムソウ 母 サンレイア(母父)カゲシュウホー
生産者:(株)帯広有機
馬主:江岸 利信氏
厩舎:山本 正彦厩舎
通算成績:13戦5勝(うち重賞1勝)
山本正彦調教師のコメント/
嬉しすぎてまだ実感が湧かなくて、動揺しています。
普段から健康な馬なので体調面は最高の状態でした。
人気に推されてプレッシャーがかかると思っていましたが、ノーハンデですから今日は特別な思いを抱いていました。今は本当に最高の思いです。
初めての重量だったので不安でしたが、とても頑張ってくれました。感無量です。
これからまだ牡馬とのイレネー記念があるので、大変だと思いますが、馬も少しずつ成長して頑張ってくれたらと思います。
調教師としては重賞初制覇でした。ここまでが長いようで短いような気持ちです。馬たちが一生懸命走ってくれているので自分としては健康管理を見てあげる事しかできないと思っています。
ファンの方からの声援をいただき涙が止まりませんでした。
本日はどうもありがとうございます。これからもばんえい競馬共々頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
藤野俊一騎手のコメント/
勝つことが出来てほっとしています。
馬の状態面はここに向けて完璧に仕上がったと思っていました。
雪が降ったのであまり軽くなったら大変だと思っていましたが、馬場も落ち着いて良い感じの馬場になりました。
障害を下りるまではとても手ごたえが良くて、重量的にいつものようには行かないと思っていました。
残り30m過ぎた辺りから手応え的にゴールが遠く感じたのでなんとか止まらずに頑張ってくれという思いでした。
物音に敏感な馬ですが、元気が良すぎるくらい良い馬なので今後も期待できると思います。
もう少しで本年度のばんえい競馬が終わりますが、まだ最後に大きなレースがありますのでよろしくお願いします。