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- 「第33回ヒロインズカップ」(BG1)の結果
~力強い走りを見せたナカゼンガキタ号が女王の座に輝く!~
ばんえい十勝で2023年1月29日(日)に行われた「PayPay銀行杯第33回ヒロインズカップ」(4歳以上牝馬オープン・BG1)は、ナカゼンガキタ号が力強い走りを見せ見事女王の座を勝ち取りました。
馬場水分2.1%、ばんえい重量770kg~820kgの最大50kgのハンデ差で行われた本レース。道中はダイヤカツヒメ号、ニセコヒカル号、アーティウィング号らが先頭を入れ替わりながら先行し、シャンハイオトメ号、ミソギホマレ号、ヒメトラマジック号ら後続がそれを見る形で第二障害に進んでいきます。
第二障害では各馬集まったタイミングでじっくりと息を入れたニセコヒカル号が最初に仕掛けると、フォルテシモ号、アーティウィング号、ダイヤカツヒメ号、ナカゼンガキタ号が続いて挑戦していきます。障害を最初にクリアしたのはニセコヒカル号、2番手でフォルテシモ号がクリアしますが、3番手のナカゼンガキタ号が障害を下りた勢いのある脚でフォルテシモ号、ニセコヒカル号を追い抜きます。
ゴール前でニセコヒカル号、フォルテシモ号、アーティウィング号が懸命に追いかけますが、ナカゼンガキタ号が力強い脚でリードを保ったままゴール。2020年のカーネーションカップ以来の重賞制覇となりました。
ナカゼンガキタ号を管理する松井浩文調教師は「ヒロインズカップ」をフクイズミ号で制した2011年以来3度目の制覇。騎乗した藤本匠騎手はアアモンドセブン号で制した2017年に続き5度目の勝利となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2023%2f01%2f29&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20230129&race=11&track=obihiro
<ナカゼンガキタ号のプロフィール>※2023年1月29日現在
生年月日・毛色:2014年4月1日(牝9歳・鹿毛)
血統:父タケタカラニシキ 母オーイッセー (母父)エビスキンショウ
生産者:髙田 和廣氏
馬主:竹内 宏人氏
厩舎:松井 浩文厩舎
通算成績:139戦31勝(うち重賞3勝)
松井浩文調教師のコメント/
今回はハンデに恵まれた分、負けるわけにはいかないと思っていました。
若馬のスピード力を心配していましたが、速い馬の重量がとても重かったのでこれは良いチャンスだと思いました。
馬の状態は良く、前走でも今井騎手が乗って1着をとることができ、重賞前の良い弾みになっていたと思います。全て整った状態で馬の能力を発揮することが出来良かったです。
今後のことはオーナーと相談しながらやっていきたいと思いますので、ナカゼンガキタ共々、これからも松井厩舎の応援よろしくお願いします。
藤本匠騎手のコメント/
勝利することができて本当にほっとしています。
重量については経験もありますし、馬の状態も悪くないと調教師が言っていたので、自分なりに工夫しながら騎乗しました。
コースの砂の増量で展開的にもこの馬にぴったりはまったという感じでした。道中1回余計に止めましたが第二障害下で行きたがっていたので思ったよりも手応え良く障害も軽く上がってくれました。余裕で上がってくれた分ゴールまでもつだろうと思いました。
あとはゴールまで馬の気を抜かせず追い詰めすぎないように騎乗しました。
寒い中応援ありがとうございます。これからもばんえい競馬共々頑張っていくので応援よろしくお願いします。