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- 「第45回ナナカマド賞」(BG3)の結果
ばんえい十勝で2022年10月16日(日)に行われた「第45回ナナカマド賞」(2歳オープン・BG3)は、トップハンデのタカラキングダム号が力強い脚を見せ優勝しました。
馬場水分1.9%、550㎏~580㎏と初めて曳く重量で行われた本レース。道中はタカラキングダム号が積極的に先行し、それを見る形でジェイヒーロー号、マルホンリョウユウ号、タイヨウ号ら後続が一団となりほとんど差のない形で第二障害まで進んでいきます。
一足早くタカラキングダム号が先頭で第二障害下に到達。後続が追いつくとタカラキングダム号が最初に仕掛けます。ジェイヒーロー号、キョウエイプラス号、アバシリモミジ号、マルホンリョウユウ号ら後続も仕掛けていく中、タカラキングダム号が一腰でクリア。続いてジェイヒーロー号とキョウエイプラス号が障害を下りていきます。
タカラキングダム号が後続を突き放す中、キョウエイプラス号が必死に詰め寄りますがタカラキングダム号との差は縮まらず。タカラキングダム号がトップハンデをものともせず力強い脚で後続を振り切りゴールし、2歳世代最初の重賞競走を見事制覇しました。
必死に粘るキョウエイプラス号がそのまま2着に入り、3着争いは接戦となりましたがゴール間際で差し切ったマルホンリョウユウ号が入りました。
タカラキングダム号を管理する小林長吉調教師は「ナナカマド賞」を初制覇、騎乗した島津新騎手はアバシリサクラ号で制した2020年以来2度目の勝利となりました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2022%2f10%2f16&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20221016&race=11&track=obihiro
<タカラキングダム号のプロフィール> ※2022年10月16日現在
生年月日・毛色:2020年3月26日(牡2歳・鹿毛)
血統:父 キタノオーロラ 母 フジ姫 (母父)ランタロー
生産者:佐藤 文明氏
馬主:下内 美繪子氏
厩舎:小林 長吉厩舎
通算成績:7戦5勝(うち重賞1勝)
小林長吉調教師のコメント/
良いレースをしてくれて嬉しいです。
騎手も言っていた通り今回のレースは他の馬との闘いではなく自分との闘いかなと思うところがあり、素直に逆らわないで良いレースが出来るかと思って見ていましたが、その通り良い結果になったので良かったです。
初重量だったのでどうなるかと心配でしたが、今日のレースを見る限りある程度の重量にも対応できるようになってきているかと思います。
能力検査の時にはやんちゃな部分がありましたが、今では精神面も落ち着いてきていて、走る気持ちも前向きに出ているのでこのまま成長して行ってくれればと思っています。
熱いレースはまだまだ続いていきますのでこれからもばんえい競馬の応援よろしくお願いします。
島津 新騎手のコメント/
勝利することができて嬉しいです。
重量自体はそんなに心配していなく、馬もまっすぐにさえ走れば良いところまで行けると思っていました。
最近第2障害下で結構落ち着いてくれていることがあったので、道中で止めるよりも障害の下で待つ作戦で行きました。
近走はここに向けて障害の下で少しでも落ち着かせようというレースもしていたので、目標としていたこのレースがとれて嬉しいです。
もうこの馬自身と自分との闘いだなと感じていました。
障害はスムーズに越えることができて、下りてからも衰えることなく、全然心配なくゴールできました。
やんちゃな面もありますがそれが良い方向に向いているので、今後落ち着きも出てくればレースに集中してより力を発揮できると思います。
これからもっともっと楽しみです。
これから少しずつ寒くなりますが、ばんえい競馬はまだまだ熱いレースがたくさんあります。応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました。