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2月7日(日)「第31回ヒロインズカップ」(BG1)の結果
~フェアリースズ号が重賞初制覇で女王の座へ!~
ばんえい十勝で2021年2月7日(日)に行われた「ジャパンネット銀行杯 第31回ヒロインズカップ」(4歳以上牝馬オープン・BG1)は、昨年の3着馬フェアリースズ号が粘り強い脚取りで雪辱を晴らし、初の女王の座に輝きました。
馬場水分1.9%、夕刻にうっすらと降った雪が解け湿り気のある馬場で行われた本レースは、5歳から7歳の牝馬10頭で争われました。
スタートは横一線で進み、第一障害を過ぎてから各馬早めに息を入れ始めます。ミスタカシマ号、フェアリースズ号、アフロディーテ号が先頭を入れ替わりながら進み、後続馬も離れずにゆっくりとしたペースで第二障害に到着します。
まず始めに第二障害下でじっくりと溜めたアフロディーテ号が仕掛けると、フェアリースズ号、ミスタカシマ号が追いかけます。アフロディーテ号が一腰で越えるとフェアリースズ号も続き、すぐさま先頭を捕えます。差を広げたいフェアリースズ号ですが昨年の女王アフロディーテ号も負けじと並走、ゴールまでの追い比べとなりました。最後まで互いに譲らず緊迫した展開でゴールしたのは、フェアリースズ号。初の重賞制覇となりました。2着はアフロディーテ号、3着には牝馬重賞4勝目を狙ったミスタカシマ号が入りました。
管理する岩本利春調教師、騎乗した島津新騎手は共に「ヒロインズカップ」初優勝となりました。
レース結果/
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2021%2f02%2f07&k_raceNo=10&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20210207&race=10&track=obihiro
<フェアリースズ号のプロフィール> ※2021年2月7日現在
生年月日・毛色:2014年3月15日(牝6歳・栗毛)
血 統:父 ウンカイ 母 ハタノダイヤ (母父)ダイヤテンリユウ
生 産 者:木幡豊 氏
馬 主:末松秀義 氏
厩 舎:岩本利春 厩舎
通 算 成績:146戦31勝(うち重賞1勝)
【岩本利春調教師のコメント】
率直に嬉しいです。この重賞に出走するのを馬主さんにも勧めたので結果が出て良かったです。
スズはちょっと気難しいところがあり、知らない人に触られると嫌がったりするのですが、その分レースは真面目で一生懸命頑張り、騎手と折り合った時には能力を発揮する馬です。
寒くなってから調子はずっと良く、体調は安定していました。昨年同重量を経験しているので時計が速くならなければ大丈夫だろうと思っていました。
今日は他馬をリードしていて余裕があるように見えました。荷物が重たいので大丈夫かな、と心配しながら見ていましたが、第二障害を降りた時に勝利を確信しました。今後に関しては馬主さんと相談しながら決めたいと思います。
【島津新騎手のコメント】
昨年3着だったので「今年こそは!」とこの日のために自分で調教をつけていました。昨年と同じ780㎏で重量は問題ないと考えていましたし、この1年で馬が落ち着いてレースに集中できるようになったので「1着を獲るんだ」と自信を持って乗りました。
あまり速い展開にはなってほしくなかったので、途中雪が降りだした時は「これ以上降るなよ!」と思いました。レースでは前半時計がかかりましたが、先行した位置取りができ、これなら勝てそうだと感じました。最後はアフロディーテと一騎打ちになりましたが、自分が止まらなければ勝てる自信はありました。
姉(タケノビジン、フェアリードール)も重賞を獲っている良血馬で、スズにも獲らせたかったので今日勝てたことはとても嬉しいです。