TOPICS
トピックス
- ホーム
- 「第1回翔雲賞」(BG2)の結果
1月31日(日)「第1回翔雲賞」(BG1)の結果
~牡馬新設重賞は、新星タカナミ号が大きく羽ばたく!~
ばんえい十勝で2021年1月31日(日)に行われた「勝毎杯第1回翔雲賞」(3歳牡馬オープン・BG1)は、タカナミ号が重賞初出走で初勝利を挙げ、栄えある第1回目の優勝馬となりました。
馬場水分2.5%、湿った馬場で行われた本レースは、若駒らしく勢いのあるスタートを切ります。道中では中間地点まで止まらずに進み、以降はネオキングダム号が頭一つ抜けますが、ほぼ横一線でまとまって第二障害に到着します。
一息入れ、ネオキングダム号が仕掛けると、すぐにアルジャンノオー号、ジェイスター号、タカナミ号らが同時に仕掛けます。ネオキングダム号が一足先にクリアすると、後続馬も差なく続きます。その中でもタカナミ号が鋭い脚色を見せ一気に先頭に躍り出ると、勢いは止まらず他馬を引き離します。マサタカラ号、ネオキングダム号、カイセキングオー号も歩みを緩めず進みますが、なかなか差は縮まりません。タカナミ号がゴールに入った瞬間、その脚は止まってしまいましたが、ソリの後端はゴール線上を通過しており、初の栄冠を獲得しました。
2着には最後まで脚色鈍らず猛追したマサタカラ号、3着にはそのままのペースを保ち歩き切ったカイセキングオー号が入りました。
今後の2歳馬(明け3歳馬)路線は、2月14日(日)牝馬重賞「黒ユリ賞」、そして頂上決戦「イレネー記念」が3月20日(祝土)に行われ、成長著しい若駒の熱いレースが続きます。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2021%2f01%2f31&k_raceNo=10&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20210131&race=10&track=obihiro
<タカナミ号のプロフィール> ※2021年1月31日現在
生年月日・毛色 :2018年4月25日(牡2歳・鹿毛)
血統 :父 マルニセンプー 母 后殊 (母父)ファンシュ
生産者 :野坂清太郎 氏
馬主 :古川一志 氏
厩舎 :金山明彦 厩舎
通算成績 :16戦6勝(うち重賞1勝)
【金山明彦調教師のコメント】
ゴール前で甘いところがあるので心配していました。騎手が最後まで歩かせてくれたので何とか勝てました。このレースに向けて10日前位から強めの調教をつけましたが、体調は本当に良かったです。
レースには挑戦の気持ちで臨みました。この馬は力も馬格も十分あり、スピードもあります。初めての重量でも、障害を降りてからの脚はあると思っていました。この重賞を勝てて自信がつきました。次はイレネー記念ですが、レースはやってみないと分からないですし、翔雲賞を勝ったことで重量も増えます。他馬も力をつけてくると思うので体調を整えて挑みたいです。まだまだ成長すると思うので、応援よろしくお願いします。
【船山蔵人騎手のコメント】
ソリがゴールに入っていないかと思い慌てました。入っていて良かったです。ゴールを自分で決めてしまうのか、前走も前々走もゴール前で止まってしまいました。攻め馬では先へ先へと歩みを伸ばし「まだまだゴールはここじゃないよ」という練習をしました。初めて積む荷物で重賞も初めてだったので、レースの流れに乗っていければ良いと思っていました。障害の下で焦ってしまいましたが、降りてから良い脚でスパッと行ってくれました。状態は本当に良かったので、ゴール前で止まることだけが心配でした。まだ幼い所がある馬ですが、馬格も良く将来を期待しています。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。