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1月2日(土)「農林水産大臣賞典 第43回帯広記念」(BG1)の結果
~オレノココロ号が「帯広記念」4勝目!重賞優勝25勝目を達成、最多記録を更新~
ばんえい十勝で2021年1月2日(土)に行われた「農林水産大臣賞典 第43回帯広記念」(4歳以上オープン・BG1)は、接戦の末オレノココロ号がゴール線上で先頭馬を交わし、「帯広記念」4勝目を挙げました。
馬場水分1.2%、ばんえい重量890㎏~920㎏、精鋭8頭で競われたお正月大一番。「ばんえい記念」に次ぐ高重量戦の本レースでは、第一障害から立ち止まる馬が出るなど、各馬ゆっくりと進みます。
道中序盤でミノルシャープ号、コウシュハウンカイ号が先手を取ると、中盤からはキタノユウジロウ号、オレノココロ号も先頭に加わります。メジロゴーリキ号らは後ろから進み、全馬細かく刻みながら第二障害に到着します。
第二障害ではいつもより長く息をいれ、最初に仕掛けたのはキタノユウジロウ号。すぐにオレノココロ号、コウシュハウンカイ号が続きます。各馬何度も止まりながら、一歩また一歩と障害に挑む中、コウシュハウンカイ号だけはじわりじわりと一腰で障害を越えます。
2番手でメジロゴーリキ号、続くキタノユウジロウ号、ミノルシャープ号そして5番手でオレノココロ号が障害をクリアしますが、コウシュハウンカイ号は先を走り独壇場。ゴール手前10ⅿから少し脚色が鈍り始めたコウシュハウンカイ号をメジロゴーリキ号、オレノココロ号が猛追します。まさにゴール線上でコウシュハウンカイ号が失速、オレノココロ号がメジロゴーリキ号、コウシュハウンカイ号を差し切り、ゴールしました。
1着は前を走る2頭を交わし切ったオレノココロ号が、2着は惜しくも敗れたメジロゴーリキ号が、3着にキタノユウジロウ号が入りました。
管理する槻舘重人調教師は「帯広記念」を2年振り6度目、騎乗した鈴木恵介騎手は2年振り5度目の優勝を飾りました。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2021%2f01%2f02&k_raceNo=10&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20210102&race=10&track=obihiro
<オレノココロ号のプロフィール> ※2021年1月2日現在
生年月日・毛色/2010年3月22日(牡11歳・青毛)
血統/父 ウンカイ 母 富士姫 (母父)クリフジ
生産者/六車實子 氏
馬主/大森勝廣 氏
厩舎/槻舘重人 厩舎
通算成績/169戦52勝(うち重賞25勝)
【槻舘重人調教師のコメント】
今シーズン初めての重賞優勝なので勝てて嬉しいです。ずいぶん重たい馬場だったので、第二障害を上手く越せたらいいな、という思いで見ていました。今までも状態は悪くはなかったのですが、流れが速かった分なかなか勝ちきれず、重賞では2着・3着が続き悔しい思いをしていました。夏の暑さに弱いので、今年の夏は休ませて体調面を整えました。この馬は寒さと高重量戦が得意なタイプなので、これを弾みに年度末の大一番に臨みたいです。
【鈴木恵介騎手のコメント】
久々にこの馬の持ち味を活かせる重たい馬場になりました。900㎏を超えた重量なのでこの馬にとってゆったりとした最高の流れでした。降りてからの脚がある馬なので、なるべく早くクリアできれば勝機はあると考えていました。コウシュハウンカイ号が思った以上にゴール前まで粘っていたので、「ギリギリ交わせるかどうか」というくらいでしたが、最後は「つかんだ」という手応えはありました。今年度は悔しい2着ばかりだったので、「帯広記念」のBG1を獲れホッとしています。コンディションを最高に整えて「ばんえい記念」連覇を目指します。