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12月30日(水)「第22回ヤングチャンピオンシップ」(BG2)の結果
~アルジャンノオー号が産駒特別の決勝戦の頂点に!~
ばんえい十勝で2020年12月30日(水)に行われた「第22回ヤングチャンピオンシップ」(2歳産駒特別選抜・BG2)は、4月に行われた「第1回能力検査」でトップタイムのアルジャンノオー号が重賞初優勝を飾りました。
馬場水分1.0%、11月~12月にかけて行われた産駒特別の上位2頭が出走した“ばんえい甲子園”とも呼ばれる本レース。第一障害を越えた後からばらけはじめ、アルジャンノオー号、ネオキングダム号、ホクセイジョーカー号らを筆頭に、縦に長い展開になります。道中はどの馬も細かく刻みながら、ジェイスター号、コウシローレディ号も先頭集団に加わり、第二障害に到着します。
ネオキングダム号が動くと、他馬も続々と第二障害を駆け上がります。ネオキングダム号が一番手に、差なくアルジャンノオー号が2番手で降りるとすぐさま先頭を捕えます。先頭を行くアルジャンノオー号をカイセキングオー号、ネオキングダム号ら4頭が追いかける構図となり、追い比べとなりました。ゴール前10m付近で苦しくなったアルジャンノオー号にカイセキングオー号、ネオキングダム号が迫ります。混戦の中、ゴール線上でカイセキングオー号が失速、アルジャンノオー号が2着馬を僅差で制し優勝、重賞初制覇となりました。2着は最後に先頭を追い詰めたネオキングダム号が、3着には立て直したカイセキングオー号が入りました。
重賞に格上げとなった2008年から、管理する松井浩文調教師は「ヤングチャンピオンシップ」を初優勝、騎乗した藤野俊一騎手は11年振り2度目の優勝を飾りました。
レース結果/
https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/DebaTable?k_raceDate=2020%2f12%2f30&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20201230&race=11&track=obihiro
<アルジャンノオー号のプロフィール> ※2020年12月30日現在
生年月日・毛色/2018年3月24日(牡2歳・芦毛)
血統/父 レットダイヤ 母 旭灼 (母父)優熔
生産者/岩渕寿和 氏
馬主/高柳稔 氏
厩舎/松井浩文 厩舎
通算成績/13戦6勝(うち重賞1勝)
【松井浩文調教師のコメント】
「能力検査」でトップタイムを出し、デビューから順調に来ていましたが、「ナナカマド賞」で不甲斐ないレースをしてしまいました。心配はありましたが、今日は恥じないレースになったと思います。今後はハンデ面できつくなるので、定量戦の「イレネー記念」一本に絞って調整します。力のある馬です。荷物負けしないように体を作り、変化なく順調に調教をつけていきたいです。
【藤野俊一騎手のコメント】
今年の「能力検査」一番時計を出した馬なので、2歳馬のうちに一度は重賞を獲りたいと思っていました。今日はスタートもスムーズで第一障害も流れに乗ることができ、道中は息を入れながら進めたので順調でした。後は第二障害を失敗しないよう気を付け騎乗しました。ゴール前で苦しくなり、後続馬も迫って来たので「なんとか頑張ってくれ!」という気持ちでした。今後は「イレネー記念」を目指したいと思います。