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11月15日(日)「第45回クインカップ」(BG3)の結果
~ジェイカトレア号が牝馬世代戦重賞を全制覇!~
ばんえい十勝で2020年11月15日(日)に行われた「第45回クインカップ」(4歳牝馬オープン・BG3)は、ジェイカトレア号が最後まで粘り強い脚をみせ牝馬世代戦重賞を全制覇しました。
前日からゴール前の砂障害を撤去し、ロードヒーティングが稼働された馬場で行われた本レースは、馬場水分1.8%の表面がやや湿った状態で行われました。
スタートから10頭が勢いよく飛びだすも、第一障害からばらけた展開となります。先頭集団は、サクラユウシュン号、ナカゼンダッテ号、ドルバコ号ら内枠の5頭が入れ替わりながら進み、ジェイカトレア号ら後続馬がついていきます。道中半ばから、クイーンヴォラ号、ジェイカトレア号らも追いつき第二障害に到着します。
一息入れてクイーンヴォラ号、ジェイカトレア号が先に第二障害を仕掛けます。シャンハイオトメ号らも続きます。一番手でクリアしたのはジェイカトレア号。マオノクイーン号、ドルバコ号もすぐさま後を追います。その後ろからジェイセリナ号が勢いよく追い上げ、先頭に迫ります。しかしジェイカトレア号は譲らず最後まで走り抜き優勝しました。2着は鋭い脚で先頭を脅かしたジェイセリナ号が、3着は終始粘り強く走ったドルバコ号が入りました。
ジェイカトレア号は、牝馬世代戦(2歳「黒ユリ賞」、3歳「ばんえいオークス」、4歳「クインカップ」)を全制覇。この3レースの優勝は、ミスタカシマ号、ナナノチカラ号、ハイトップレディ号※¹に続く4頭目となりました。
管理する平田義弘調教師は「クインカップ」を11年振り2度目の優勝、騎乗した藤野俊一騎手は3年振り4度目の優勝を飾りました。
※¹ハイトップレディ号が優勝した時期は3・4歳牝馬による世代混合レースとして実施。
レース結果/
https://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2020%2f11%2f15&k_raceNo=11&k_babaCode=3
レース映像/
http://keiba-lv-st.jp/movie/player?date=20201115&race=11&track=obihiro
<ジェイカトレア号のプロフィール> ※2020年11月15日現在
生年月日・毛色:2016年3月20日(牝4歳・青毛)
血統:父 トカチタカラ 母 コウエイヒカル (母父)ブラックジョージ
生産者:岡明美 氏
馬主:小森唯永 氏
厩舎:平田義弘 厩舎
通算成績:61戦13勝(うち重賞3勝)
【平田義弘調教師のコメント】
牝馬世代戦を総なめできてうれしいですね。1着、2着に自厩舎の馬が入って、あわよくば3着もと思いましたが、さすがに簡単にはいきませんね。
この馬は性格が温厚でクセが付きにくく扱いやすい馬です。もともとの力があり調子が良かったので、ここに向けた特別な調教はしていません。障害を少し練習したくらいです。
今日のレースは、展開は遅かったですね。ちょうどよかったと思います。
今後は古馬戦に挑戦し、オープン格に仕上げていきたいです。
【藤野俊一騎手のコメント】
今日のレースは余裕があって勝ったわけではありません。ゴール前ではめいっぱいの力を出していたので切なくなりました。この馬の地力で押し切った感じです。
この世代の牝馬では1番の力を持っています。ほぼハンデもないし、馬場も軽すぎず合っていました。
馬格に恵まれており、これからもっと上を目指せる馬だと思います。