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- ばんえいの装蹄所!
『ばんえい競馬』には千葉装蹄所と高橋装蹄所の2か所の装蹄所が厩舎エリアにあります。
11月10日(土)から刻み蹄鉄(冬季用)が許可され装蹄所は大忙し!
そんな中、高橋装蹄所にお邪魔させていただきました。
まず、ばん馬とサラブレットの蹄鉄の大きさの違いをご覧ください。
【左】ばん馬の蹄鉄(夏季)・【真中】サラブレットの蹄鉄・【右】ばん馬蹄鉄(刻み蹄鉄)(冬季)
装蹄所に近づくとカンッ カンッ カンッ と鉄を打つ音が聞こえてきて、
おとぎ話の中にでてくる鍛冶屋さんにいる感じがします(私だけかも。。。)
高橋装蹄所
蹄鉄は左前足から時計回りにつけていくそうです。
まず付いていた蹄鉄をはずし爪の部分をきれいにします。
蹄鉄を炎の中にいれて熱し、柔らかくして形を整えていくんですね。
蹄鉄を叩く音が心地良く感じます。
おっつ!火が出てる!
とビックリしましたが、馬は熱くも痛くもないそうです。(爪ですからね。。。と一人で納得)
蹄鉄を叩いて、形を合わせて、を何回か繰り返します。
ピッタリ合ったところで、蹄鉄を釘で打ち付けます。
最後に水をはじく為、爪に油を塗って終わりです。
蹄鉄の原型って丸い鉄の棒なんです!(そうなんだぁ。。。と感心)
ここにある鉄の棒を蹄鉄の形にしていきます。
まず丸い鉄の棒の真中にみぞを入れます。
そして刻み蹄鉄の場合はそこから溝をつけていきます。
刻み蹄鉄の溝は上の機械でつけていきます
半分ずつ溝をつけていくので半分が終わったらまた鉄を熱し溝をつけます。
丸い鉄の棒が見事な蹄鉄に変身です!
上にあるのが夏季用の蹄鉄、下にあるのが冬季用の刻み蹄鉄です
刻み蹄鉄は夏用の蹄鉄に比べて2回ほど多く熱して形を調整しなければいけないので
手間がかかっているそうです。
まだまだ、知らないことだらけだと反省しつつ
職人さんの技を間近で見ることができ楽しいひと時を過ごさせていただきました。
高橋装蹄所の皆様、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。(カズッチ)